実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

幸せに関する覚え書き

【幸せに関する覚え書き 156】

◯今ここでこうして生きていられることの有り難さ(奇跡)に思いを致し,常に感謝し続けること。それさえできれば,どのような状況に置かれても,生きる喜びや幸せを見いだすことは可能であるし,過度に欲望を肥大化させ,不平不満や被害感ばかりを募らせると…

【幸せに関する覚え書き 155】

◯幸せとは,日常生活に秘められている小さな幸せをどれだけ多く感じ取ることができるか,ということであり,要は幸せに対する感度,感受性の問題である。そのことを肝に銘じ,幸せに対する感受性がみずみずしさやしなやかさを失わないように,日々の水やりや…

【幸せに関する覚え書き 154】

◯不幸せな人は,不平不満が多く,被害的であり,世の中の肯定的な側面に目を向けることが難しいため,自分自身をさらに不幸せな状況に追い込んでしまいがちである。他方,幸せな人は,足るを知り,感謝の気持ちを忘れることがなく,常に世の中の肯定的な側面…

【幸せに関する覚え書き 153】

◯幸せは,自分が置かれている状況の変化によって訪れるものではなく,自分の心構えの変化によって得られるものである。私たちは,状況が変わらなくても,心構えを変えることによって幸せになることができるし,逆に,心構えが変わらなければ,いくら状況が変…

【幸せに関する覚え書き 152】

◯幸せになれるか否かは,幸せに対する感度の問題であるが,幸せに対する感度は,本人が自らの自由意思に基づいて心構えを変えることに加え,日頃の心がけによって,いくらでも高めることは可能である。(2019年9月16日) 【幸せであるための方法】 - …

【幸せに関する覚え書き 151】

◯他人と自分を比較して,他人の上に立ちたいと願うのは,人間の本能なのかもしれない。しかし,本能に振り回されている限り,心に平安が訪れることはない。生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになるためには,本能を意識的に制御することによって…

【幸せに関する覚え書き 150】

◯本当に幸せな人は,他人と自分を比較しようとは思わない。しかし,不幸せそうな人がいれば,そのことに心を痛め,自分ができる範囲で手助けしようとする。(2019年9月14日) 【幸せであるための方法】 - 幸せであるために

【幸せに関する覚え書き 149】

◯その気になれば誰もが幸せになれるのだとしたら,他人を妬んだり羨ましがったりすることにどんな意味があるのだろうか。そんなことをしている暇があるのなら,さっさと幸せになった方がいいと誰もが思うだろう。思い込みを修正するというのは,そんなにも難…

【幸せに関する覚え書き 148】

◯幸せを感じ取る感度が上がれば,日常生活におけるささやかな満足にも生きる喜びや幸せを感じることができるようになる。逆に,幸せを感じ取る感度が鈍くなれば,ささやかな満足では生きる喜びや幸せを感じることが難しくなってしまう。人生において大きな満…

【幸せに関する覚え書き 147】

◯幸せを感じ取る感度は,一度高まった後は放っておけばよい,というものではない。幸せに対する感度は,日々意識的に研ぎ澄ますことによってこそ高く維持されるものであり,放っておけばすぐに鈍ってしまう。そのことを肝に銘じ,日々の努力を怠らないように…

【幸せに関する覚え書き 146】

◯人生の否定的な側面ばかりに目を向ければ,人間はどんどん不幸せな気持ちになっていく。一方,人生の肯定的な側面にも注意深く目を向けることができれば,人間はいくらでも幸せな気持ちになることができる。長く広い目で見て,いったいどちらが得なのか。こ…

【幸せに関する覚え書き 145】

◯感謝の気持ちを忘れ,不平不満ばかりを募らせるようになってしまったことが不幸せであることの原因であるとしたら,私たちは幸せであるために,感謝の気持ちを思い出し,「足るを知る」ということを学ぶ必要があるわけだが,具体的にはそのために何をすれば…

【幸せに関する覚え書き 144】

◯不幸せであることを他人のせいにして,他人を責めたり恨んだりしてはいけない。私たちには幸せであるための条件がすべて備わっているのだ。幸せであるか不幸せであるかは自分次第である。(2019年9月8日) 【幸せであるための方法】 - 幸せであるため…

【幸せに関する覚え書き 143】

◯いま目の前にある幸せに気づけるようになるためには,平凡な日常生活に生きる喜びや幸せを見いだせるようになるためには,今この瞬間を決してないがしろにすることなく,心を込めて丁寧にベストを尽くして今この瞬間を生き,味わい,楽しみ,そのことを通じ…

【幸せに関する覚え書き 142】

◯不幸せな人は,他人と自分を比較したがり,そのことによってますます不幸せになっていく。それに対し,幸せな人は,他人と自分を比較することにあまり関心がなく,そのことによってますます不幸せから遠ざかる。不幸せな人は,幸せそうな人に対して妬みや恨…

【幸せに関する覚え書き 141】

◯幸せは,ゴールではなく,スタートである。真の人生は,幸せであることを大前提として,そこからスタートする。自分は幸せであると気づいた人が,その人なりの志を抱いて前向きに生きていくことこそが,真の人生なのではないだろうか。(2019年9月5日…

【幸せに関する覚え書き 140】

◯自分は不幸せであると感じている人たちは,いま目の前にある幸せに,自分の足元にある幸せに気づいていないだけなのではないだろうか。だとしたら,節制を通じて欲望の肥大化を抑え,幸せに対する感度を上げることによって,人間は誰もが幸せになれるのでは…

【幸せに関する覚え書き 139】

◯加害行動の背景には被害経験がある,とよく言われるが,被害経験のある人がみんな加害行動に走るわけではない。その被害経験のつらさを誰かに分かってもらえるならば,完全にはやけを起こすことなく,人間に対する信頼や人生に対する希望を見失うことなく,…

【幸せに関する覚え書き 138】

◯幸せはいま目の前にあるのに,その幸せに気づこうとしない。気づいたら負け,気づいたら損,とでも思っているのだろうか。それとも,気づけなくなるような教育(暗示)を受けてきているのだろうか。何とももったいない話である。(2019年9月2日) 【…

【幸せに関する覚え書き 137】

◯今この瞬間を大切にするということは,心を込めて丁寧にベストを尽くして今を生きるということであり,その基本になるのは,自らの呼吸にきちんと注意を払うことである。(2019年9月1日) 【幸せであるための方法】 - 幸せであるために

【幸せに関する覚え書き 136】

◯節制の難しさは,他人から強いられての節制では意味がなく,むしろ,逆効果である,というところにある。欲望を自制し,節度ある生活を送ることは,心の平安を保ち,日常生活に生きる喜びや幸せを見いだす秘訣であると思うが,そのことに気づくためにはどう…

【幸せに関する覚え書き 135】

◯誰もがその人なりの色眼鏡をかけて生きているのであり,そのことには何らかの必然性があるに違いない。しかし,たった一度の人生である。どうせ色眼鏡をかけるのなら,世の中を否定的に捉えるような色眼鏡ではなく,世の中を肯定的に捉えるような色眼鏡をか…

【幸せに関する覚え書き 134】

◯欲望は,満たせば満たすほど増大していき,とどまる所を知らない。したがって,欲望を満たすことではなく,欲望を抑えることを考えないと,いつまでたっても満ち足りるということは難しく,結局は不満ばかりを募らせる結果になってしまう。人間の心は,欲す…

【幸せに関する覚え書き 133】

◯自らの欲望を野放しにし,貪欲になればなるほど,束の間の栄華を手にすることはできるかもしれないが,幸せであることは難しくなる。幸せであるためには,自らの自由意志に基づいて自らの欲望に歯止めをかける必要がある。(2019年8月28日) 【幸せ…

【幸せに関する覚え書き 132】

◯私たちは自らの選択によって,幸せでいることもできるし,不幸せでいることもできる。にもかかわらず,不幸せでいることを選択する人がこんなに多いのはなぜだろうか。それは,不幸せでいるためには何の努力も必要としないからかもしれない。欲望の肥大化を…

【幸せに関する覚え書き 131】

◯不幸せであることの主たる原因が,現在の自分自身にあると考えることは,私たちの自尊心(自己愛)を大きく傷つけるかもしれない。しかし,不幸せであることの主たる原因を,時代や他人や過去にではなく,現在の自分自身に求めればこそ,時代や他人や過去に…

【幸せに関する覚え書き 130】

◯幸せになることのできる人数が決まっているのなら,他人と先を争ったり,他人を恨んだり,他人を妬んだり,不運を嘆いたりすることにも多少の意味はあるのだろうが,自分次第で誰もが幸せになれるのだとしたら,それらのことは全く無意味である。(2019…

【幸せに関する覚え書き 129】

◯(現代の)日本人は,自分のことを不幸せであると感じやすい,と聞いたことがある。世界の中でもとりわけ豊かで便利な社会生活を送る中で,欲望を肥大化させ,不平不満ばかりを募らせてしまった結果であろうか。それとも,他人からの評価に過敏で,他人と自…

【幸せに関する覚え書き 128】

◯これだけ豊かで便利な社会の中で,欲望の肥大化を抑えて生きるということは,相当の困難を伴う課題であるに違いない。しかし,幸せになりたいのであれば,欲望を肥大化させることの不幸を十分に認識した上で,強い意志と覚悟を持って欲望の肥大化を抑え,ご…

【幸せに関する覚え書き 127】

◯人間は,年を取って老人になると子供返りすると言うが,これは欲望を肥大化させることの無意味さを悟り,不平不満が和らぐことによって,子供の頃の無邪気さを取り戻すということだろうか。できることならば,老人になる前に欲望を肥大化させることの弊害を…