実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 119】

「真の幸福の源泉---それは心のなかにある。ほかの場所にそれを探す者は愚者である。(ウエマーナ)」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯幸不幸は,心の持ち方次第で決まります。どのような境遇に身を置こうが,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに対する感謝の気持ちを忘れず,世の中の否定的な側面のみならず,世の中の肯定的な側面にもしっかり目を向け続ける人は,満ち足りた幸せな人生を歩むことが可能ですが,他方,感謝の気持ちを忘れ,世の中の否定的な側面ばかりに目を向け続ける人は,そのような人生を歩むことが難しいのではないでしょうか。どれだけ大きな成功を手に入れたところで,人生や人間を否定的な眼差しでしか見ることのできない人にとっては,それは束(つか)の間の喜び,束の間の幸せであるに過ぎません。生きる喜びに満ちた幸せな人生を送りたいと願うのなら,成功を手に入れることにではなく,人生や人間に対する肯定的な眼差しを失わないこと(人生に無限の幸せを見いだす能力を低下させないこと)にこそ最大限の関心を払い,尽力する必要があるのではないでしょうか。(2020年6月17日)(1)(2)(4)(5)(6)(7)(9)関連