実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 120】

「真に善(よ)きものは常に素朴である。素朴であることは実に魅力的で,かつ有利なのに,素朴な人がかくも少ないのは驚くべきことである。」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯幸せであるか否かは,要するに幸せを感じ取る感度の問題ですが,幸せを感じ取る感度を常に高い状態に維持するためにも,贅沢な生活はなるべく避け,欲望の肥大化を自制すべく,できるだけ質素な生活を心がけることが望ましいと思います。質素な生活は,他者から強制された場合には,ただの貧しく惨めな生活かもしれませんが,自分の自由意思で選択した場合には,心豊かで魅力的な生活になり得るのではないでしょうか。できるだけ質素な生活を心がけ,幸せを感じ取る感度を磨き続けることによって,人生に隠されている幸せを少しでも多く感じ取れるように,ひいては,生きていることそれ自体に幸せを感じ,感謝できるようになりたいものです。(2020年6月18日)(4)(6)(7)関連