「われわれ一人一人を死が待っている事実ほど確実なことはないのに,われわれはあたかもけっして死が訪れないかのような暮らし方をしている。」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房)
◯人間の致死率は100パーセントである。命ははかなく,人生は短い。そのことを常に念頭に置き,一日一日を,一瞬一瞬を大切にしながら,心を込めて丁寧に今を生き,今をじっくり楽しみ,味わい尽くせるようになりたい。そして,そのことを通じて,ありきたりな日常生活に,普通の平凡な人生に,無限の生きる喜びや幸せを見いだせるようになりたい。(2020年2月20日)