「まことにわれわれは,人生における最大の精神的恩恵を書物に負うているのである。(エスマン)」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房)
◯本は謙虚かつ批判的に読むべきであり,本に書かれていることを鵜呑(うの)みにするべきではないと思うが,特に,長年にわたりたくさんの読者に支持され続けてきた古典と呼ばれるような本は,私たちが人生の指針を立て,自らの人生をより実り多いものにする上において,汲(く)めども尽きないヒントを与えてくれるものが多い。毎日30分程度でもよいので,古典を熟読する時間を確保したいものである。(2019年1月15日)