実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 121】

「いわゆる進歩なるものは,いつもわれわれに何かを与える代わりに,必ず何かを奪うものである。(エスマン)」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯何かを得るためには,何かを失わなければなりません。これは人生の大原則です。私たちはこれまでに,何を得て何を失ってきたのでしょうか。私たちは今,何を得るために何を失おうとしているのでしょうか。失うことを恐れていたのでは,何も得ることができません。しかし,何かを得ようとする場合には,そのことによって何を失うことになるのか,ということを自覚できていることが望ましいと思いますし,少なくとも,そのことによって失うものが必ずある,という覚悟だけは持っていたいものです。取り返しのつかないことをして人生を台無しにしてしまうことがないように。(2020年6月19日)(11)関連