実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【幸せに関する名言 78】

「人は死を憎むなら,生を愛すべきである。命あることを喜び,日々を楽しまねばならない。愚者はこの楽しみを忘れて,いたずらに苦労をして余の快楽を求め,生きているというこの尊い財(たから)のありがたみを忘れて,虚(むな)しく他に財を求め,ついに心が満たされることがない。・・・人が生を楽しまないのは,死を怖れていないからである。死の近いことを忘れているからである。」(『徒然草(日本文学全集07所収)』,内田樹訳,河出書房新社

 

◯死を恐れて生を愛すること。今ここでこうして生きていられることを喜び,人生をしっかり味わい,楽しむこと。これこそが,幸せであるための条件なのではないだろうか。会津八一の「学規」の第一にも,「ふかくこの生を愛すべし」とある。(2019年7月1日)

 

【幸せであるための方法】 - 幸せであるために