実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1391】

「60億人にちかい人類が豊かな物質生活を追い求めたすえに,ついに地球の許容量の限界ちかくまでたどりついてしまったようである。・・・地上のすべての土地が人間活動にもとづく負荷に出会うことになった。・・・森林の量は激減し,大洋も大陸付近ではどこも汚染をまぬかれない。」(『クロニック 世界全史』,樺山紘一他編集,講談社

 

 

○人間の欲望には限りがありませんので,欲張り続ける限り,たとえどれだけ多くの物を手に入れたとしても私たちの心が満ち足りるということはありません。結局は,常に不満(怒りの火種)を抱えたまま,死ぬ瞬間まで,自分の欲望に追い立てられ,振り回される形で,より多くの物(必要以上の物まで)を追い求め続けることになってしまいます。そして,人類の大半が欲張り続けるなら,必然的に,自然環境に過大な負荷をかけることになり,自然環境は破壊される一方になってしまいます。しかし,私たちは自然を構成している一部分なのですから(自然の恵みによって生かされているのですから),自然環境を破壊するということは,大局的な見地に立って長い目で見れば,自分で自分の首を絞めることに他なりません。自然環境に過大な負荷をかけないようにするためにも,また,自分がすでに持っている物だけで満足できるようになるためにも(たとえ必要最小限の物しか持っていなかったとしても,常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるようになるためにも),私たちはそろそろ必要以上に欲張ることをやめ,自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになる必要があるのではないでしょうか。(4)(6)(11)(21)関連