「感謝の心には,喜びをわき上がらせ,幸福感を高める強力な作用がある。(エイミー・コレット)」,「感謝の心を持つことは,幸福感を高め,挫折から立ち直る力をつけ,抑うつとストレスをやわらげ,愛する人たちとのきずなを深めるのに役立つ。」,「感謝の心をはぐくむと,ふだんの生活の中で「持っていないもの」ではなく,「持っているもの」に意識を向けるようになり,自分が受けている恩恵に気づくことができる。」(感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
○感謝することと幸せであることは,切っても切れない密接な関係にあります。実際,私たちの心は,感謝している時には幸せな気持ちでいっぱいになり,幸せな時には感謝する気持ちでいっぱいになります。したがって,常に幸せな気持ちでいたいと望むのであれば,常に何かに対して感謝していればいいということになります。私たちは,ついつい感謝する気持ちを忘れ,不平不満ばかりを募らせてしまいがちですが,感謝すべきことを見つけようと思えば,いくらでも見つかるのではないでしょうか。そして,常に何かに対して感謝していられるようになるなら,不平不満ばかりを募らせてしまうようなことは自然になくなるのではないでしょうか。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送れるようになるためにも,自分の幸せのみならず,他者の幸せをも願い,喜ぶような人生を送れるようになるためにも(私たちは,自分が幸せだからこそ,他者の幸せを願い,喜ぶことができるのだと思います。),不平不満を並べ立てることではなく,感謝すべきことを見つけることをこそ常日頃から心がけ,習慣化し,常に何かに対して感謝していられるようになりたいものです。(1)(2)(3)(4)(6)(7)(8)(10)(16)関連