【実り多い幸せな人生に関する名言等 ８４３】

「人間は本来喜びであるはずの身の回りの幸せに対し，極めて鈍感でその良さになかなか気づかない。・・・何かの拍子に，それは往々にして失うときに多いのだが，その有難味への感動が湧いてくる。その感動は，何でもない感動のようだが，実は現状への感謝を伴った生きていることへの感動なのだ。」（『名言の智恵　人生の智恵』，谷沢永一，PHP研究所）

○生きているということは，よくよく考えてみれば一つの奇跡であり，心から感謝すべき有り難いことです。その有り難さに対する感謝の気持ちを忘れさえしなければ，私たちは，たとえどのような逆境にあろうとも，たとえどのような不運に見舞われようとも，生きている限りは常に幸せであり続けることができるはずです。しかし，実際には，私たちは自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思いやすく，すぐに感謝する気持ちを忘れてしまいがちです。そして，ままならない人生に対する不平不満ばかりを募らせては，自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまいがちです。そのような不幸な状況に陥らないようにするためにも，自分が今ここでこうして生きていられることを決して当たり前と思うことなく，その有り難さに常に深く思いを致し，心から感謝する習慣を身に付けるなどして，その有り難さをしっかり心に刻み付けたいものです。（１）（４）（６）（７）（14）関連

[新版]名言の智恵、人生の智恵