「楽しいことを探そう,生きている間だけなのだから。(アウルス・ペルシウス・フラックス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社)
○人生は短く,しかも,私たちがこの世の中で生きることができるチャンスは,たった一度きりなのですから,大きな悔いを残さないようにするためにも,人生を大いに楽しみ,味わい尽くしたいものです。人生は本来ままならないものであるとは言え,心の目を曇らせることなく,幸せに対する感度を高めることさえできるなら,私たちは自分の人生に,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを見いだすことが可能なのではないでしょうか。人生に否定的な側面があるのは事実ですが,肯定的な側面があるのも事実です。人生の否定的な側面ばかりに目を向け,人生を悲観し,人生に絶望してしまうのではなく,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに深く思いを致し,心から感謝しつつ,人生の肯定的な側面にこそ積極的かつ意識的に目を向けるように心がけ,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるようになりたいものです。(前書き)(1)(2)(5)(8)(9)関連