実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1153】

「ろばはのどが渇いた時しか飲まないが,それは,水しか飲まないからだ。(ベルアルド・ド・ヴェリヴィル)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

 

○贅沢(ぜいたく)さえ言わなければ,私たちが生きていくのに必要な物やお金など,本当は高が知れています。贅沢な暮らしを望み,必要以上の物やお金まで欲しがるからこそ,常に不満を抱えざるを得えなくなり,挙げ句の果てには,不満を募らせるがままに自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのではないでしょうか。質素な暮らしで満足できるようになれば,必要以上の物やお金まで欲しがることはなくなり,常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送ることが,もっと容易になるはずです。欲張れば切りがありません。欲張り続ける限り,たとえどれだけ贅沢な暮らしを手に入れたところで,たとえどれだけ多くの物やお金を手に入れたところで,私たちの心が満ち足りるということはありません。私たちは,必要以上に欲張ることをやめ,贅沢な暮らしを手に入れること(必要以上の物やお金まで手に入れること)にではなく,質素な暮らし(必要最小限の物やお金)で満足できるように自分の心の持ち方を変えることにこそ,関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに深く思いを致し,心から感謝できるようになるなら,私たちはきっと,質素な暮らしでも十分に満足できるようになるはずです。(4)(6)(7)(21)関連