実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1025】

「人に対する仕打ちを,人からも受けると思え。(プブリリウス・シルス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○こちらが心を開いて友好的な態度で接すれば,相手も心を開いて友好的な態度で接してきてくれるものです。逆に,こちらが心を閉ざしたまま敵対的な態度で接すれば,相手も心を閉ざしたまま敵対的な態度で接してくるものです。これが普通の人間関係です。人間関係はお互い様であり,どちらか一方だけが悪い,どちらか一方だけが善いなどということは,滅多にありません。他者との間に友好的な人間関係を築きたい,敵だらけの世の中で暮らしたくないと望むのであれば,まずは自分から,他者に対して心を開き,友好的な態度を示していく必要があるのではないでしょうか。また,私たちは他者の支えや助けがなければ生きていられないのであり,その意味で,私たちと他者は本来一体なのですから(持ちつ持たれつの相互依存関係にあるわけですから),他者を大切にし,他者に益をもたらす行動は,回り回っていつかは必ず自分を大切にし,自分に益をもたらすことにつながってくるはずです。逆に,他者を蔑(ないがし)ろにし,他者に害をもたらす行動は,回り回っていつかは必ず自分を蔑ろにし,自分に害をもたらすことにつながってくるはずです。「情けは人の為(ため)ならず」,あるいは,「人を呪わば穴二つ」という諺(ことわざ)の深意を,しっかり理解し,心に刻み付けたいものです。(17)(19)関連