実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 973】

「真実を耳にすることは,煙が目にしみ,酢が歯にしみるようなものだ。」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○自分についての真実を耳にすれば,耳が痛むものです。なぜなら,私たち人間は,総じて自惚(うぬぼ)れやすく,自分を過大評価しては実際以上に見積もりがちな生き物だからです。また,「金言(忠言)耳に逆らう」とも言うように,人生についての真実を耳にすれば,それを素直に聞き入れることができず,感情的になって反発したくなるものです。なぜなら,私たちの生き方が,余りにも人生の真実とは掛け離れた(大きな隔たりのある)ものに,あるいは,余りにも人生の真実と矛盾(相反)するものになってしまっているからです。しかし,慢心したり,独り善がりになったりすることなく,自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続けるためには,他者からの耳が痛くなるような言葉にも耳を傾ける必要があるように,人生の真理を体得し,真に人間らしく実り多い(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるようになるためには,諺(ことわざ)や格言や名言といったものにも,感情的になって反発することなく素直に関心を払えるようになる必要があるのではないでしょうか。自分の生き方を,少しずつでも人生の真実に近づけていき,人生の真実と整合(合致)するものにしていきたいものです。(前書き)(12)(14)関連