実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1160】

「我々が人の心に善意を認める度合いは,自分の善意と同じ度合いにすぎない。(ブレシントン伯爵夫人)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

 

○誰の心の中にも善人と悪人が同居しています。完全な善人,完全な悪人などというものは,この世の中に存在しません。どのような善人の心の中にも悪人が住んでいますし,どのような悪人の心の中にも善人が住んでいます。善人の真似(まね)をし,善人として振る舞い続ければ,その人は善人と呼ばれ,悪人の真似をし,悪人として振る舞い続ければ,その人は悪人と呼ばれるというだけの話です。しかし,悪人として生き続けるなどして,自分の心の中に住む善人に気づけなくなっている人間は,他者の心の中に住む善人にも気づけないものです(私たちは,自分を信じることができるからこそ,他者をも信じることができるのではないでしょうか。自分を理解できるからこそ,他者をも理解することができるのではないでしょうか。)。そして,結局は,他者を悪人と見なしては,他者に対して警戒的な態度を取り,敵対的な行動を取るようになってしまい,他者からも警戒的な態度を取られ,敵対的な行動を取られるようになってしまいます。他者との間に友好的かつ協調的な信頼関係を築けるようになるためにも,くれぐれも自分の心の中に住む善人を見失ったり,忘れたりしないようにしたいものです。(16)(17)関連