実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1077】

「読書は量ではなく,役に立つように読むことが問題である。(アリスティッポス)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

○人類の経験や英知の精髄・結晶とも言える古典などの良書を読むことは,とても貴重な学びの機会になり得ますが,読書の最終的な目的は,たくさんの知識を頭に詰め込むことにではなく,自分にとって本当に必要な知識(自分が実り多い幸せな人生を送る上において本当に必要な知識)を「生活の知恵」としてしっかり身に付け,実生活において役立てられるようにすることにあります。したがって,読書に際しては,自分にとって本当に必要と思われる良書を見極め,取捨選択した上で(そのような良書を見極められるようになるためには,若い頃に相応の期間,多読・乱読という経験を積む必要があるかも知れませんが。),効率重視の速読ではなく,熟読・精読を心がける必要があると思います。「学びて思わざれば則(すなわ)ち罔(くら)し」とも言います。読書を通じて学んだことを実生活において役立てられるようにするためにも,読書の途中で立ち止まり,じっくり味わったり,じっくり考えたりする時間(自分の身体の声や心(魂)の声にも耳を傾けつつ自分の頭で十分に考えて咀嚼(そしゃく)し,消化し,血肉化する時間)を大切にしたいものです。(12)関連