実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

(19)③他者を益する行動は,回り回っていつかは必ず自分を益することにつながってくる。

 私たちと他者は,互いに支え合い,助け合ってこそ生きていられるのであり,その意味で,私たちと他者は一体なのですから,「情けは人の為(ため)ならず」,「ひとつの情け,ふたつのよろこび」(五味太郎)などとも言うように,他者を大切にし,他者に益をもたらす行動は,回り回っていつかは必ず自分を大切にし,自分に益をもたらすことにつながってくるはずですし(同様に,自分を大切にし,自分を益する行動は,回り回っていつかは必ず他者を大切にし,他者を益することにつながっていくはずです。),逆に,「人を呪わば穴二つ」とも言うように,他者を蔑(ないがし)ろにし,他者に害をもたらす行動は,回り回っていつかは必ず自分を蔑ろにし,自分に害をもたらすことにつながってくるはずです。私たちと他者は,言わば一人の人間の右手と左手なのですから,仲違(なかたが)いし,敵対することなく,常に仲良く手助けし合いながら生きていきたいものです。なお,他者の手助けを行うことは,自分のためでもあるのですから,手助けの見返りや報酬を期待するのは,欲張り過ぎと言うものです。