実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 951】

「私たちは大きな一つの体の手足である・・・手はいつでも手助けの構えでいるようにしよう。(セネカ)」(『古代ローマの言葉』,ブノワ・デゾンブル編,中居久夫・松田浩則訳,紀伊國屋書店」)

 

○この宇宙に存在するすべての物は,この地球上に生存する多種多様な生き物も含め,もとを正せば,たった一つの物が分化・発展する過程において生まれてきた物たちです。もとは一つの物だったわけですから,この宇宙に存在するすべての物は,深いところでつながっており,何らかの影響を与え合っているはずです。特に,私たち人間は,互いに支え合い,助け合ってこそ生きていられるのであり,私たちと他者は一蓮托生(いちれんたくしょう)の関係,すなわち,持ちつ持たれつの相互依存関係にあるわけですから,「情けは人の為(ため)ならず」とも言うように,他者を大切にし,他者に益をもたらす行動は,回り回っていつかは必ず自分を大切にし,自分を益することにつながってくるはずです。逆に,「人を呪わば穴二つ」とも言うように,他者を粗末に扱い,他者に害をもたらす行動は,回り回っていつかは必ず自分を粗末に扱い,自分を害することにつながってくるはずです。私たちと他者は,言わば一人の人間の右手と左手なのですから,仲違(なかたが)いし,敵対することなく,常に仲良く手助けし合いながら生きていきたいものです。(11)(15)(19)関連