実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 952】

「讃えられるべきものは,奪われも与えられもできないものの中にある。それは人の持ち前である。(セネカ)」(『古代ローマの言葉』,ブノワ・デゾンブル編,中居久夫・松田浩則訳,紀伊國屋書店」)

 

○同じような境遇に身を置きながら,自分の人生に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで人生を送る人もいれば,自分の人生に満足できず,感謝する気持ちをすぐに忘れてしまい,常に不満を抱えながら人生を送る人もいます。要するに,人間の幸不幸は,境遇によってではなく,心の持ち方で決まるということです。たとえどのような逆境にあろうとも,たとえどのような不運に見舞われようとも,自分は幸せであると心の底から思えるなら,他者の目にどのように映ろうとも,その人は確かに幸せなのです。幸せな人生を送りたいと本気で望むのであれば,私たちは,境遇を変えたり,財産や地位や権力や名声などを手に入れたりすることにではなく,どのような境遇にあっても幸せになり,幸せであり続けられるように自分の心の持ち方や考え方や生き方を変えることにこそ,関心を払い,力を注ぐべきなのではないでしょうか。自分の心の持ち方によって得られた幸せなら,財産や地位や権力や名声などを手に入れることによって得られた幸せとは違い(財産や地位や権力や名声などを手に入れることによって真の幸せが得られるとは思いませんが。),自分から手放さない限り,その幸せを奪うことは誰にもできません。(1)(7)(20)関連