実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1213】

「見ようとしない以上の盲人がいるだろうか。(アンンドリュー・ボアード)」(『世界ことわざ名言辞典』,モーリス・マルー編,田辺貞之助監修,島津智編訳,講談社

 

 

○人生の真理は,すでに言い尽くされており,何一つ隠されることなく,いつでも私たちの目の前に開示されています。にもかかわらず,私たちは,目の曇りゆえに,なかなか人生の真理に辿(たど)り着くことができません。人生の真理を目の前にしても,それが自分の考え方や生き方と余りにも掛け離れており,矛盾しているため,感情的に反発するだけで,すぐに目を逸(そ)らしてしまいがちです。「目から鱗(うろこ)が落ちる」ように,私たちが人生の真理に目覚めるのは,多くの場合,失敗や過ちを何度も繰り返し,様々な困難や苦労を乗り越えた後です。しかし,人生は短く,しかもたった一度きりなのですから,たった一度きりの人生に大きな悔いを残さないようにするためにも,人生のできる限り早い時期に,真理を真理であると見抜き,見分けれらるだけの眼力(見識)を身に付けるとともに,くれぐれも,肥大化した欲望(必要以上に欲張る気持ち)や迷信(他者と競い合って社会的な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどといったデマに基づく間違った思い込み)や偏見(拝金主義などの偏ったものの見方や考え方)などによって心の目を曇らせてしまわないようにしたいものです。(1)(後書き)関連