○人生は本来ままならないものなのであり,人生に困難や苦労は付き物です。しかし,心の目を曇らせさえしなければ,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能です。たとえどのような逆境にあろうとも,たとえどのような不運に見舞われようとも,心の平安が大きく乱されることはありません。他方,曇りのない眼を失えば,人生に生きる喜びや幸せを見いだすことは難しく,人生はただ苦しくてつらいだけのものになってしまいます。当然のことながら,そのような状況下において心の平安を保ち続けることは困難です。心の平安を保ちつつ,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるようになるためにも,肥大化した欲望(必要以上の物まで手に入れようと欲張る気持ち)やデマに基づく迷信(他者と競い合って財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれないなどといった迷信)や偏見(拝金主義のような偏狭な物の見方や考え方)などによって心の目を曇らせないようにしたいものです。(1)(2)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(14)(20)関連