○→私たちは,物事がうまくいかないと,それをすぐに他者や運命のせいにしがちですが,いくら他者を責め立てたり,不運を嘆き悲しんだりしたところで,事態は好転しません。他者や運命のせいにしていれば,自分は努力しないで済む分,楽かもしれませんが,事態を本当に好転させたいと望むのであれば,物事がうまくいかない原因や責任は自分にある(少なくとも,自分にもある)と考えを改め,自分の考え方や生き方や心の持ち方などを変えることにこそ,自分がすべきことに最善を尽くすことにこそ,自分にできることを一つ一つ全力でこなすことにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使うべきなのではないでしょうか。人生はままならないものであるとは言え,人生の主人公はあくまでも自分なのですから,他者任せ,運命任せにするのではなく,自分の人生を自分の努力によって切り開いていこうとする権利や,自分の人生をどのような心構えや心がけで生きるかを選択する権利だけは,決して手放さないようにしたいものです。(2021年7月29日)(前書き)(4)(15)関連