○人生はままならないものなのであり,人生が自分の思い通りにならないからといって,それを他者や運命のせいにして他者を恨んだり,他者を不寛容に責め立てたり,運命を呪ったり,不運を嘆き悲しんだりしたところで,人生が自分の思い通りになるわけでもなく,むしろ,自分を孤立無援の状況に追い込み,人生をますますままならないものにしてしまうだけなのではないでしょうか。実り多い幸せな人生を送りたいと願うのであれば,人生はままならないものであるという事実をしっかり受け止めた上で,そのような人生に少しでも多くの生きる喜びや幸せを見いだそうと心がけたり,そのような人生において,他者と仲良く助け合い,幸せを分かち合いながら,自分の可能性をできる限り花開かせるべく,自分が信じる目標や理想に向かって(より善い,より人間らしい生き方を目指して)前進し続けるための努力を怠らないことこそが重要なのではないでしょうか。人生はままならないものであるとは言え,人生の主人公はあくまでも自分なのですから,自分の人生をどのような心構えで生きるのかを選択する権利だけは決して放棄しないようにしたいものです。(2020年11月20日)(前書き)(3)(4)(6)(7)(9)(11)(13)(14)(15)(16)(17)関連