○「子供は親の背中を見て育つ」と言います。親の建前的な説教には大した感化力はなく(説教している親は気持ちがいいかも知れませんが。),親の本音がにじみ出る生き様にこそ大きな感化力があるということなのではないでしょうか。確かに,説教と生き様では,その重みや説得力に大きな違いがあります。私たち大人は,自分たちの都合に合わせて子供たちを支配・管理することにではなく(子供たちには,失敗する権利,すなわち,自分の自由意志や責任によってなされた失敗や過ちから様々なことを学ぶ権利があるはずです。),自分たちの生き様を通して,善い生き方の手本を示すことにこそ力を注ぐべきなのではないでしょうか。そのためにも,人間はどのように生きるべきなのかということをもっと真剣に考え,自分の生き方をより善い,より人間らしいものにするための努力を決して怠らないようにしたいものです。(2020年11月21日)(11)(14)(20)関連