実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 464】

「神仏を恃(たの)む暇があるのなら,面倒をかけた人々に頭を下げよ」(『一路』,浅田次郎中央公論新社

 

○「一難去ってまた一難」とも言うように,人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物です。しかし,心の目を曇らせさえしなければ,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能なのではないでしょうか。人生を自分の思い通りにしようと悪あがきしたり,人生が自分の思い通りにならないことを他者や運命のせいにしては,他者を恨んだり,運命を呪ったりしている暇があるのなら,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして幸せに対する感度を高め,人生に隠されている(埋もれている)無限とも言える生きる喜びや幸せに気づけるようになることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。私たちは,自分が持っていない物(必要以上の物)を欲しがり,それらの物を持っていないことに不満を募らせるのではなく,自分の命なども含め,自分が持っている物の豊かさに深く思いを致し,自分がそれらの物を持っていることの有り難さに心から感謝できるようになることで,それがたとえ必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物だけで満足できるようになる必要があるのではないでしょうか。(2021年6月18日)(1)(4)(6)(7)関連