人生は,すなわち,この世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。私たちの土台を築いているのは過去の経験,さらに言えば遺伝であり,また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくはありませんが,それらによってすべてが決定されてしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。私たちには自由意志があるのであり,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志によって変えることが可能であり,また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志次第で可能です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,人生を自分の力で切り開いていこうとする強い意志さえあるなら,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!(小山大吉)

【実り多い幸せな人生に関する名言等 464】

「神仏を恃(たの)む暇があるのなら,面倒をかけた人々に頭を下げよ」(『一路』,浅田次郎中央公論新社

 

○「一難去ってまた一難」とも言うように,人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物です。しかし,心の目を曇らせさえしなければ,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能なのではないでしょうか。人生を自分の思い通りにしようと悪あがきしたり,人生が自分の思い通りにならないことを他者や運命のせいにしては,他者を恨んだり,運命を呪ったりしている暇があるのなら,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして幸せに対する感度を高め,人生に隠されている(埋もれている)無限とも言える生きる喜びや幸せに気づけるようになることにこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。私たちは,自分が持っていない物(必要以上の物)を欲しがり,それらの物を持っていないことに不満を募らせるのではなく,自分の命なども含め,自分が持っている物の豊かさに深く思いを致し,自分がそれらの物を持っていることの有り難さに心から感謝できるようになることで,それがたとえ必要最小限の物であったとしても,自分が持っている物だけで満足できるようになる必要があるのではないでしょうか。(2021年6月18日)(1)(4)(6)(7)関連