実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 355】

「感謝しさえすれば,高価な美食でなくても普通の食事で充分満足だ。」(『ぼくたちに,もうモノは必要ない。増補版』,佐々木典士,筑摩書房

 

○粗食は,他者に強制されれば,ただの粗末で惨めな食事かも知れませんが,物を食べられることの有り難さに深く思いを致し,心から感謝しつつ,自分の自由意志で食べるなら,どのような美食にも勝るとも劣らない,味わい深い心豊かな食事になり得るのではないでしょうか。同様に,普通の平凡な人生に生きる喜びや幸せを感じられるようになるためには,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を,自分の意志で身に付ける必要があるのではないでしょうか。私たちは,どれだけ恵まれた境遇にもすぐに慣れ,それを当たり前と思って飽き足らなくなり,感謝する気持ちを忘れてしまいがちですが,それでは,どれだけ境遇に恵まれたところで満ち足りた幸せな人生を送ることは困難です。逆に,感謝する気持ちを忘れさえしなければ,私たちは,それほど境遇に恵まれなくても,満ち足りた幸せな生活を送ることは十分に可能です。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと願うのであれば,恵まれた境遇を手に入れることにではなく,足るを知り,感謝する気持ちを忘れないことにこそ関心を払い,力を注ぐべきであると思います。(2021年2月18日)(4)(6)(7)関連