実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 851】

「かくして私は神の意志による現在の境遇を受け入れ,このような暮らしを用意してくれた神に心から感謝しようと思った。」,「これ以上愚痴をこぼさず,今の境遇を喜ぶべきだ。」,「私はまさしく・・・奇跡により,いや,奇跡の連続により生かされていることを知らねばならない。」(『ロビンソン・クルーソー』,デフォー,唐戸信嘉訳,光文社)

 

○自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うからこそ,私たちは,感謝する気持ちを忘れ,不平不満ばかりを募らせてしまうのではないでしょうか。そして,挙げ句の果てには,自分は不幸であるなどと思い込むようになってしまうのではないでしょうか。しかし,自分が今ここでこうして生きていられるということは,よくよく考えてみれば分かるように,決して当たり前のことではなく,ほとんど奇跡に近い出来事です。自分がいま順境にあろうとも,逆境にあろうとも,その事実に変わりはありません。常に満ち足りた気落ちで幸せな人生を送れるようになるためにも,私たちは,自分が今ここでこうして生きていられることを当たり前と思うのではなく,その有り難さ(具体的には,自分の命を守り,自分が生きることを可能にしてくれている大自然(人体や宇宙を含む。)の神秘的とさえ言える精妙な仕組みや働きの有り難さ,自分の人生を成り立たせてくれている数知れぬ他者の直接的・間接的な支えや助けの有り難さ,人類史上最も豊かで安全で便利な社会で生活できることの有り難さなど)に常に深く思いを致し,心から感謝できるようになる必要があるのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに気づき,感謝する気持ちを忘れない限り,私たちはきっと,どのような境遇にあっても幸せであり続けることが可能になるはずです。(1)(4)(6)(7)(14)関連