実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 772】

「ちょっと歴史を振り返って,昔の人がどんな暮らしをしてきたかを見れば,いまの自分が生きている世界が,彼らにとっては夢のようなものだということが分かる。いまの私たちは,祖先にとっては夢だったもの,たとえば抗生物質,エアコン,トイレットペーパー(!),携帯電話,テレビ,ガラス窓,眼鏡,そして冬場の新鮮な果物などを,当たり前のものとして受け止めている。」(『良き人生について』,ウィリアム・B・アーヴァイン,竹内和世訳,白揚社

 

○私たちは,人類史上最も豊かで安全で便利な社会で暮らしていますが,このような社会で暮らせることの有り難さにはなかなか思いが至りません。このような社会で暮らせることを当たり前と思い,感謝する気持ちを忘れるとともに,むしろ,ままならない人生に不平不満ばかりを募らせてしまいがちです。そして,挙げ句の果てには,自分は不幸であるなどと思い込んでしまいがちです。ままならない人生にさえ,困難や苦労を補って余りあるほどの,無限と言ってもいいほどの生きる喜びや幸せを見いだせるようになるためにも,私たちは,このような社会で暮らせることを当たり前と思うことなく,その有り難さに深く思いを致し,心から感謝できるようになる必要があるのではないでしょうか。そもそも,生きているということは一つの奇跡であり,私たちは本来,生きているというだけですでに十分に幸せなのではないでしょうか。自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けることによって,生きていることそれ自体に幸せを感じられるようになりたいものです。(1)(4)(6)(7)(8)(11)(20)関連