実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 850】

「私はますます今の境遇の悪い面ではなく良い面に目を向けるようになり,ないものではなくあるもの,あって享受しているものに関心を注ぐようになった。おかげで,とても言葉に尽くせぬ満足感を得ることもあった。こんなことをいうのも,不満を抱える人たちに知ってほしいからである。人が神の与えてくれたものに満足できないとすれば,それは人が神の与えなかったものに目を向け,ないものねだりをしているに過ぎないことを。ものがないという不満は,あるものに対する感謝の不足から生じるものだと思う。」(『ロビンソン・クルーソー』,デフォー,唐戸信嘉訳,光文社)

 

○同じような境遇にありながら,その境遇に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく笑顔で暮らしている人もいれば,その境遇に満足できず,感謝する気持ちを忘れ,常に不満を抱えたままで不機嫌に仏頂面で暮らしている人もいます。どちらが幸せな人生であるかは,言うまでもありません。生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいと望むのであれば,私たちは,自分が持っていない物を数え上げ,自分がそれらの物を持っていないことに不満や恨みの感情などを募らせるのではなく,自分が持っている物をこそ数え上げ,自分がそれらの物を持っていることの有り難さに深く思いを致し,心から感謝できるようになる必要があるのではないでしょうか。自分が持っている物(自分に与えられている命なども含め。)の豊かさに気づき,心から感謝できるようになるなら,私たちは,それ以上に欲張り,無い物ねだりをし続けることが,きっと恥ずかしくなるはずです。(6)(7)(9)関連