実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 166】

「僕は少し貧乏というのが,いまの世における幸福だと思うね。」(「私の幸福論」(『文藝春秋 新幸福論 本当の幸せとは?』所収),車谷長吉文藝春秋

 

◯人間はどんなに恵まれた状況にもすぐに慣れてしまうので,自分は恵まれているという自覚が長続きせず,感謝する気持ちを簡単に忘れては不平不満ばかりを募らせてしまいがちです。したがって,たとえどんなに多くの財産を手に入れたところで満足するということはなく,財産に対する執着は強まる一方となってしまいがちです。他方,恵まれた状況を当たり前と思うことなく,自分は恵まれているという自覚を常に持ち続け,感謝する気持ちをけっして忘れない人は,そもそも財産に執着するということがなく,そこそこの財産でも満足することができるのではないでしょうか。財産や地位や権力や名声などに対する執着を捨て,そこそこの生活でも十分に満ち足りることができるように,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さを常に噛(か)み締め,感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです。(2020年8月3日)(1)(4)(6)関連