「物事や人間はついにはその金銭的価値によって,そしてそれから引き出すことのできる利益によって,評価されるようになってしまいます。」(『簡素な生活 一つの幸福論』,シャルル・ヴァグネル,大塚幸男訳・祖田修監修,講談社)
◯拝金主義に染まれば,物事はすべて金銭的価値によって評価されるようになり,私たちは金の亡者になってしまいます。しかし,たった一度きりの人生を金儲(もう)けに費やしてしまって,本当に後悔しないでしょうか。私たちは,一体に何のためにこの世の中に生まれてきたのでしょうか。せっかくなら,金銭に執着することなく,もっと人間らしく実り多い人生を送りたいものです。この世の中に生まれてこれたことを心から感謝できるような,生きる喜びに満ちた幸せな人生を送りたいものです。(2020年8月4日)(前書き)(2)(10)(20)関連