実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は短く,しかも,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。  私たちの土台を築いているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくはありません。しかし,それらによってすべてが決定されてしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。私たちには自由意志というものがあるのであり,過去を変えることはできませんが,現在や未来は自分の意志によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志さえあるなら,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!                                                   *なお,このブログの内容のほとんどは,電子書籍(Kindle版『実り多い幸せな人生を送るために』)の形で御覧になることもできます。

【実り多い幸せな人生に関する名言 82】

「確かに罪深く,偽りに満ち,ことにわれわれに悪をなす人に対して,優しく接することは困難であるが,しかしそんな人に対してすら,否,まさにそんな人に対してこそ,その人のためにも自分のためにも優しく接することが必要なのである。」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯完全な善人がいないように,完全な悪人など,どこにもいません。どんな善人の心の中にも悪人が住んでいるように,どんな悪人の中にも善人が住んでいます。その善人が私たちの目の前に立ち現れてくるようにすることが,本人にとっても社会にとっても望ましいことであるのなら,私たちは悪人の心の中に住む善人にこそ積極的に目を向け,呼び覚まそうとすべきであり,相手を簡単に悪人と決め付けて切り捨ててしまうのではなく,相手の成長・更生可能性を信じて粘り強く,「罪を憎んで人を憎まず」という心構えで向き合い続ける必要があるのではないでしょうか。私たちはみんな同じ人間なのであり,また,自分と他者は一体なのであり,互いに敵視して足を引っ張り合いながら生きていくのではなく,互いに仲良く助け合いながら生きていきたいものです。(2020年5月11日)