実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることのできるチャンスは,たった一度きりです。せっかくなら,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送りたいものです。そして,できることなら,幸せなだけでなく,真に人間らしく実り多い,自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な人生を送りたいものです。    私たちの土台を作っているのは,過去の経験,さらに言えば遺伝です。また,私たちが環境から受ける影響もけっして小さくありません。しかし,それらによって私たちの人生のすべてが決まってしまうわけではありません。私たちは過去の経験や遺伝や環境の奴隷ではありません。実際,過去を変えることはできませんが,現在や未来なら,自分の意志や努力によって変えることが可能です。また,環境を自分の思い通りに変えることはできませんが,自分を変えることは自分の意志や努力次第です。どのような過去を持とうが,どのような環境に置かれようが,どのような現在・未来を実現しようとするのか,どのような心構えや心がけで生きていくのかを決めるのは自分なのですから,自分の人生に責任を持つ覚悟や,人生を自分の努力によって切り開いていこうとする強い意志がある限り,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であると私は信じています。        皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【人生に関する名言 268】

「善(よ)き人々は,あえてそのことを意識せぬまま互いに助け合っている。しかしながら悪しき人々は,意識的に互いに敵対行動をとるものである。(中国の俚諺(りげん))」(『文読む月日(上)』,トルストイ,北御門二郎訳,筑摩書房

 

◯他者に対する感謝の気持ちを忘れさえしなければ,私たちは自然に,他者と融和し,他者と助け合い,自分の幸せを他者と分かち合って生きようとするのではないだろうか。他者に対する感謝の気持ちを忘れているからこそ,私たちは自分と他者を比較して,他者の幸せを妬んだり(他者の不幸を喜んだり),自分が不幸であることを他者のせいにして他者を恨んだりして他者と敵対するのである。そして,他者と敵対することで,他者に対する感謝の気持ちをますます失ってしまうという悪循環に陥るのである。(2020年1月17日)