実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言 81】

「欲(よく)に離れてにぎやかな家(『武玉川』の句)」(「その場その場の絵」(『文藝春秋 新幸福論 本当の幸せとは?』所収),田辺聖子文藝春秋

 

◯欲の無い(少ない)家庭では,たとえ経済的には貧しくても家族が仲良く満ち足りた気持ちで楽しそうに生活しているイメージがあります。他方,強欲な家庭では,たとえ経済的には豊かであったとしても家族がそれぞれ勝手に満ち足りない気持ちを抱えながらつまらなそうに生活しているイメージがあります。これらはただのイメージですが,欲張れば欲張るほど,その人間は欲望を満たすことが困難になり,常に不平不満を抱えながら,他者に対しても不機嫌な態度で接するようになってしまう,というのはありがちな話です。常に満ちたりた気持ちで機嫌よく生活することを願うのであれば,強い意志を持って無欲・小欲に近い生き方を心がける必要があるのではないでしょうか。(2020年5月10日)