実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1499】

「人生において何に遭遇し,何がその身にふりかかったのかよりも,本人がそれをどう感じたのかが問題であり,何事も感受力の質と程度が問題となる。」,「「客観的に現実にいかなる事態なのか」ではなく,「私たちにとって,いかなる事態なのか,私たちが事態をどう把握したのか」が,私たちを幸福にしたり不幸にしたりするのである。」(『幸福について』,ショーペンハウアー鈴木芳子訳,光文社)

 

 

○同じような境遇にありながら,その境遇に満足し,感謝する気持ちを忘れることなく,常に満ち足りた気持ちで機嫌よく笑顔で暮らしている人もいれば,その境遇に満足できず,感謝する気持ちを忘れ,常に不満を抱えながら不機嫌にしかめっ面で暮らしている人もいます。また,人生はままならないものであり,人生に困難や苦労は付き物であるとは言え,心の目を曇らせることなく,幸せに対する感度を高めることさえできるなら,困難や苦労を補って余りあるほどの生きる喜びや幸せを人生に見いだすことも可能です。要するに,人間の幸不幸は境遇(過去の経験や遺伝や環境など)によって決まるのではなく,物事をどのように捉えるのか,あるいは,自分の人生をどのような心構えや心がけで生きていくのかなど,最終的には心の持ち方によって決まるということです。恵まれた境遇を手に入れることにではなく,どのような境遇にあっても幸せになり,幸せであり続けられるように自分の心の持ち方を変えること(曇りのない眼を取り戻すことや,幸せに対する感度を研ぎ澄ますことなども含め。)にこそ,限りある大切な時間やエネルギーを使いたいものです。(前書き)(1)(2)(7)(9)関連