実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1425】

「世界に自分に関係のないことはないのだから,「世界を知る」ということは,「自分を知る」ということだ。」(『14歳の君へ』,池田晶子毎日新聞出版

 

 

○この世界に存在するすべての物(生物も含め。)は,もとを正せば,たった一つの物が分化・発展する過程の中で派生してきた物と言えます。もともと一つの物だったわけですから,この世界に存在するすべての物は深いところではつながっているはずですし,互いに何らかの影響を与え合っているはずです。したがって,この世界に自分にまったく関係のない物など存在しませんし,この世界を深く知るということは自分を深く知るということにつながるはずです。逆に言えば,自分を深く知るということはこの世界を深く知るということにつながるはずです。また,どんなに小さな物の中にも,どんな細部にも,この世界を知る何らかの手掛かりが隠されているはずです。だからこそ私たちは,「一を以(もっ)て万を察す(知る)」,「一芸に達する者は諸芸に達する」などとも言うように,「個」を探究することによって「普遍」に至ることができるのではないでしょうか。自分を深く知ることによって普遍的な真理に至ることも可能なのですから,人間はどのように生きるべきかという問いの答え(人生の真理)を知るためにも,自分の心(魂)の声や身体の声にしっかり耳を傾ける習慣を身に付けたいものです。(8)(11)(12)(14)(15)関連