実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1403】

「生命は自分だけで完結できないように作られているらしい」,「この世界の中で私たちはそれと気づかぬうちに,おたがいの命の欠如を満たし合っています。」,「一つひとつの命は,他者の総和の中に生かされています。このようなゆるやかに,しかし,確かにつながっている大きな命の世界をみつめ,その中に自分が生かされていることを自覚しつつ,あらためて人格の尊厳について深く考えてみたい」(『もういちど読む山川倫理 PLUS 人生の風景編』,小寺聡編,山川出版社

 

 

○私たちはこの世の中(世界・宇宙)を構成している一部分なのであり,この世の中と無関係に生きていくことはできません。実際,私たちは,大自然(人体も含め。)の恵みによって生かされているのであり,数知れぬ他者の直接的又は間接的な支えや助けがあればこそ生きていられるのです。自己完結的に,たった独りで生きていくことなど絶対にできません。この事実を正しく認識するなら,自然環境に過大な負荷をかけないような生き方,他者を競争相手(敵)ではなく協力相手(味方・仲間)と見なして仲良く助け合ったり,生きる喜びや幸せを分かち合ったりするような生き方こそが,人間にとって自然で真っ当な生き方であるということがよく分かるはずです。自然環境に過大な負荷をかけるということは自分で自分の首を絞めることに他なりません,他者と足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような生き方は,同じ人間の右手と左手(右足と左足,右目と左目,上の歯と下の歯)が互いに敵対し,妨害し合うことに他なりません。このことをしっかり肝に銘じた上で,くれぐれも間違った生き方を選択しないようにしたいものです。(11)(19)関連