実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1354】

「憎しみは他者を傷つけ,自分をも滅ぼし,後には不毛の地を残すだけです。他者を生かし,自分をも生かす愛の豊かさこそ,私たちが人として生きている証(あかし)といえるでしょう。」(『もういちど読む山川倫理 PLUS 人生の風景編』,小寺聡編,山川出版社

 

 

○私たちは,自分を大切にできるからこそ他者を大切にできるのであり,自分が幸せであるからこそ,自分の幸せのみならず他者の幸せをも願い,喜び,不幸な状況にある他者が幸せになるための手助けを行うことができるのではないでしょうか。実際,自暴自棄になっている人間は,自分のみならず他者をも粗末に扱いがちであり,また,自分は不幸であると思い込んでいる人間は,他者の不幸を願い,喜び,他者をも自分と同じような不幸な状況に巻き込もうとしがちです。しかし,他者を粗末に扱うような生き方(人生)や,他者の不幸を願い,喜び,他者をも自分と同じような不幸な状況に巻き込むような生き方に,いったいどのような意味や価値があるのでしょうか。人生は,すなわち,私たちがこの世の中で生きることができるチャンスは,たった一度きりなのですから,そのような有害無益な人生ではなく,自分とともに他者を大切にし,自分の幸せのみならず他者の幸せをも願い,喜びぶような人生をこそ送りたいものです。私たちは,独りでは生きていられず,他者と支え合い,助け合ってこそ生きていられるのですから。(前書き)(3)(10)(11)(16)(20)関連