実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1330】

「一人では自足できない人間が集まって社会を形成し,さまざまな仕事を分業し,協業することによって,生活の自足のための条件をすべて満たすことができます。」(『もういちど読む山川倫理 PLUS 人生の風景編』,小寺聡編,山川出版社

 

 

○私たちはついつい忘れてしまいがちですが,人間は,独り(孤立無援の状態)では生きていられません。直接的なものも間接的なものも含め,数知れぬ他者の支えや助けがあればこそ生きていられるのです。実際,生存に欠かせない衣・食・住のどれ一つを取っても,完全に自給自足できている人間などいないはずです。また,私たちが暮らしている社会は人類史上最も豊かで安全で便利な社会と言えますが,私たちがこのような社会で暮らせるのも,また,私たちがそれぞれに自分が好きなことに打ち込むことができるのも,分業という協力体制の下で,私たちが互いに支え合い,助け合っていればこそです。このような現実を正しく認識した上で,たとえどのような状況にあったとしても他者に対する感謝の気持ちを忘れることなく,他者を競争相手(敵)と見なして互いに足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような「弱肉強食」的な人生ではなく,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして互いに仲良く助け合ったり,生きる喜びや幸せを分かち合ったりするような「共存共栄」的な人生を送れるようになりたいものです。(4)(6)(11)(12)(14)関連