実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1296】

「人力と簡単な道具で,衣食住をすべてまかなえる時代ははるか後方に消えて,現代の複雑な社会に必要なものは高度な分業化なしには作ることがかなわず,人々はそれらを金で買って生活せざるを得ない。」(『真面目に生きると損をする』,池田清彦KADOKAWA

 

 

○私たちは独り(孤立無援の状態)では生きていられません。実際,生存に不可欠の衣・食・住のどれ一つを取っても,完全に自給自足できている人などいないのではないでしょうか。私たちは,他者(あるいは,他国)と支え合い,助け合ってこそ生きていられるのです。また,私たちが暮らしている社会は人類史上最も豊かな社会と言えますが,私たちがこのような豊かな社会で暮らせるのも,さらに言えば,私たちが自分の好きなことに打ち込み,自分の可能性を十分に花開かせることができるのも,分業(役割分担)という協力体制の下で,他者と支え合い,助け合っているからこそです。要するに,私たちと他者は持ちつ持たれつの相互依存関係,すなわち,運命共同体の関係,一蓮托生(いちれんたくしょう)の関係にあるのですから,他者を競争相手(敵)と見なして足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような生き方ではなく,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして仲良く助け合ったり,生きる喜びや幸せを分かち合ったりするような生き方をこそ目指したいものです。他者と仲違(なかたが)いしたり,敵対したりするということは,同じ人間の右手と左手(右足と左足,右目と左目,上の歯と下の歯)がけんかをするようなものであるということを,決して忘れないようにしたいものです。(11)(14)(19)(20)関連