実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1375】

「天下の乱れは何によって起こるかというと,人びとがたがいに愛し合わないからだ。泥棒は自分の家を愛して,他人の家を愛さないから,他人の家から盗んで自分の家の利をはかる。人を傷害する者は自分の身を愛して,他人の身を愛さないから,他人の身を傷害して自分の利をはかる。国王は自国を愛して,他国を愛さないから,他国を攻めて自国の利をはかる。このような世の乱れは,みなたがいに愛し合わないところから起こる(墨子)」(『もういちど読む山川倫理 PLUS 人生の風景編』,小寺聡編,山川出版社

 

 

○欲張り続ける限り,他者はパイを奪い合う競争相手にならざるを得ません。しかし,人間は独りでは(他者の支えや助けがなければ)生きていられないのですから,他者を競争相手(敵)と見なして足を引っ張り合ったり,パイを奪い合ったりするような生き方ではなく,他者を協力相手(味方・仲間)と見なして仲良く助け合ったり,生きる喜びや幸せを分かち合ったりするような生き方こそが,人間にとって自然な(あるいは,社会人にとって真っ当な)生き方と言えるのではないでしょうか。是非とも必要以上に欲張ることをやめ,他者との間に「弱肉強食」的な関係ではなく,「共存共栄」的な関係を築けるようになりたいものです。そして,そのためにも,他者と競い合って社会的(世俗的)な成功を収め,財産や地位や権力や名声などを手に入れなければ幸せになれない,あるいは,生き残れないなどといったデマを鵜呑(うの)みにしたり,そのようなデマに踊らされたりしないようにしたいものです。「生存競争」,「適者生存」などといった考えは,人間(人類)を破滅に導く考えであるということを,しっかり肝に銘じたいものです。(4)(6)(11)(19)(20)関連