実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1378】

「安楽で静かで幸福な生活。(1876年当時の日本人は)大それた欲望を持たず,競争もせず,穏やかな感覚と慎ましやかな物質的満足感に満ちた生活を何と上手に組み立てることを知っているのだろう。(エミール・ギメ)」(『世界が憧れた日本人の生き方』,天野瀬捺,ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

 

○人間の欲望には限りがありませんので,欲張り続ける限り,たとえどれだけ多くのものを手に入れたとしても,私たちの心が満ち足りるということはありません。常に不満(怒りの火種)を抱えたまま,他者と競い合う形で(他者とパイを奪い合う形で),より多くのものを追い求めてあくせくし続けることになります。他方,必要以上に欲張ることさえやめれば,たとえ必要最小限のものしか持っていなかったとしても,私たちは満足することが可能になります。常に満ち足りた気持ちで心安らかに(心穏やかに),他者と仲良く助け合いながら幸せな人生を送ることが格段に容易になります。幸せな人生を送ることを本気で望むのであれば,私たちは,自分がすでに持っているもの(例えば,自分の命や,自分の命を守り,自分が生きることを可能にしてくれている大自然(人体も含め。)の神秘的とさえ言える精妙な仕組みや働きの恩恵や,自分の生活を成り立たせてくれている数知れぬ他者の直接的又は間接的な力添えや,人類史上最も豊かとさえ言える社会での暮らしなど)の豊かさや有り難さに常に深く思いを致し,心から感謝する習慣を身に付けるなどして,自分の欲望に自分の意志で(他者に強制されてではなく)ブレーキを掛けられるようになる必要があるのではないでしょうか。(4)(6)関連