実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1125】

「拝金主義に陥ると,強欲を助長するおそれがある。その結果,持っていないものに意識を向け,たえず他人と比較し,人生で経験する無数の小さな喜びに感謝しなくなる。また,自分さえ得をすればいいという利己的な性格になりやすい。」,「拝金主義に陥ると,自分にとって本当に大切な目標を達成するのではなく,単にお金をたくさん得ることにこだわってしまう。この傾向は幸せを台無しにし,人生の質を落とすことになる。」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

○人間の欲望には限りがなく,欲張り続ける限り,たとえどれだけ多くのものを手に入れたとしても,私たちの心が満ち足りるということはありません。自分が持っているものの豊かさに気づけず,自分がそれらのものを持っていることの有り難さに感謝することもできないまま,常に不満を抱えたまま,死ぬ瞬間まで,自分の欲望に追い立てられ,振り回される形で,また,他者と競い合う形で,より多くのもの(必要以上のものまで)を追い求め続けることになってしまいます。そして,自分の欲望を充足させること(より多くのものを手に入れること)が人生の最優先事項になってしまい,その他のことを蔑(ないがし)ろにするようになってしまいます。そのようにして自分の一生を台無しにしてしまわないようにするためにも,私たちは自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになる必要があるのではないでしょうか。自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになるなら,私たちはきっと,たとえ必要最小限のものしか持っていなかったとしても,自分が持っているものだけで満足できるようになるはずです。自分が持っているものの豊かさに気づき,自分がそれらのものを持っていることの有り難さに感謝することもできるようになりますし,自分の欲望の奴隷になることもなくなり(欲に目を暗ませて本当に大切なものを見失うこともなくなり),また,他者と競い合う必要もなくなり,常に満ち足りた気持ちで心安らかに幸せな人生を送ることが可能になるはずです。(2)(4)(6)(21)関連