実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1156】

「一部の人は・・・「もっといいものをほしがることが前進につながり,より大きな目標に達成するためのモチベーションになる」と主張する。しかし,より大きな目標を達成することと強欲であることのあいだいには明確な違いがある。」,「強欲とは,あり余る富や権力などを手に入れようとする利己的で行き過ぎた願望のことである。人間は強欲に支配されると,何を手に入れても満足しなくなる。」,「より大きな目標を達成することと強欲であることの違いは,感謝の心があるかどうかだ。」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

 

○人間の欲望には限りがなく,欲張り続ける限り,たとえどれだけ多くのものを手に入れたとしても,私たちの心が満ち足りるということはありません。したがって,常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りたいと望むのであれば,必要以上に欲張ることはやめ,自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになる必要があります。満ち足りてしまったら,それ以上の進歩や発展が望めないと考える人もいるかも知れませんが,進歩や発展の原動力は不満のみとは限りません。常に満ち足りた気持ちで幸せな人生を送りながらも,謙虚さや向上心を失うことなく,自分が信じる目標や理想に向かって自分が進むべき道を前進し続ける人はいくらでもいます。むしろ,欲張り続け,常に不満を抱えているような状態に陥ってしまえば,自分の欲望を充足させることが人生の最優先課題になってしまい,利他的な(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な)目標や理想を人生に掲げることが難しくなってしまいます。他者に対する感謝の気持ちを忘れることなく(私たちは他者の直接的又は間接的な支えや助けがあればこそ生きていられるのです。),人生に利他的な目標や理想を掲げられるようになるためにも,必要以上に欲張ることはやめ,自分の欲望に自分の意志でブレーキを掛けられるようになりたいものです。(前書き)(4)(6)(10)(11)(12)(13)(14)(16)関連