「私は感謝の心を持ち,人生に満足している。感謝の心は神聖な感情だ。それは喜びをもたらし,とても温かい気持ちにしてくれる。(シャーロット・ブロンテ)」,「どんなに厳しい現実に直面しようと,感謝の心を持っているなら,見落としがちな恩恵に気づくことができる。」,「感謝の心を持つと,強欲を抑えることができ,むやみにもっとほしがる気持ちがなくなる。」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
○生きているということは一つの奇跡と言えますが,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに気づき,心から感謝できるようになるなら,私たちは,現状に対して不平不満ばかりを募らせてしまうようなことはなくなるのではないでしょうか。そして,たとえどのような逆境にあったとしても,もっと自分の人生に満足できるようになるのではないでしょうか。また,自分の人生に満足できるようになるなら(無い物ねだりをすることなく,自分が持っているものだけで満足できるようになるなら),他者とパイを奪い合うこともなくなり,他者と生きる喜びや幸せを分かち合うことが可能になるのではないでしょうか。常に不満を抱えながら他者とパイを奪い合うような人生ではなく,常に満ち足りた気持ちで他者と生きる喜びや幸せを分かち合うような人生を送りたいと望むのであれば,自分が今ここでこうして生きていられることの有り難さに対する感謝の気持ちを,決して忘れないようにする必要があると思います。(1)(2)(4)(6)(7)(8)(10)(16)(20)関連