実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1281】

「なにごとも楽観的にみること,怒るな,貪るな,愚痴をこぼすな,そして世の中のために働け。(大隈重信)」(『365日 一日一言』,齋藤孝世界文化社

 

 

○私たちは,世の中の否定的な側面ばかりに目を向けやすく,他者や社会に対して不平不満ばかりを並べがちです。しかし,世の中に否定的な側面があるのは事実ですが,肯定的な側面があるのも事実です。世の中の否定的な側面にしか目を向けないのは,余りにも偏った不公平なものの見方と言えるのではないでしょうか。実際,他者や社会に対する不満(怒りの火種)を数え上げようと思えばいくらでも数え上げることができますが,感謝すべきことを数え上げようと思えば,やはり同じようにいくらでも数え上げることができます(数え上げることができないとしたら,それは心の目が曇っているか,想像力が決定的に不足しているせいだと思います。)。そもそも,自分が生きているこの世の中を肯定できればこそ,私たちは,自分が生きていることや自分がこの世の中に生まれてきたことに感謝したり,幸せを感じたりすることができるのではないでしょうか。私たちは,世の中を否定し,不幸になるためにではなく,世の中を肯定し,幸せになるためにこそ生きているのであり,この世の中に生まれてきたのですから,世の中に否定的な側面ではなく,肯定的な側面(感謝すべきこと)にこそ意識的かつ積極的に目を向ける習慣を身に付けたいものです。そして,他者や社会に対する感謝の気持ちを忘れることなく,自分にとってのみならず,他者や社会にとっても有益な人生を送れるようになりたいものです。(2)(5)(9)関連