実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1280】

「大賢は愚に似たりと古語にもいうぞ。鋭さを面にあらして歩いているような男は才物であっても第二流だ。第一流の人物というのは,少々,馬鹿にみえる。少々どころか,凡人の眼からみれば大馬鹿の間ぬけにみえるときがある。」(『竜馬がゆく 一』(『司馬遼太郎全集 第三巻』),文藝春秋

 

 

○物事を深く知れば知るほど,それに伴って分からないことも増えてくるのが普通です。したがって,物事を本当に深く知っている人間は,自分が無知であるという自覚を失って慢心するということがありません。むしろ,「実るほど頭(こうべ)を垂(た)れる稲穂かな」とも言うように,人間は,年齢を重ね,人生経験を積むなどして物事を深く知るようになればなるほど謙虚になっていくものです。私たちは,生半可な知識を得て何でも知っているつもりになってしまうからこそ,自分が無知であるという自覚を失って慢心し,小賢(こざか)しくなってしまうのではないでしょうか。しかし,慢心すれば,そこで人間的な成長(成熟)・向上は止まってしまいます。自分を人間的に成長・向上させ続けることによって自分の可能性を十分に花開かせるためにも,自分が無知であるという自覚を失って慢心してしまわないよう(小賢しい人間になってしまわないよう),くれぐれも用心したいものです。(12)(14)関連