実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1145】

「われわれは生涯のさまざまな年齢にまったくの新参者としてたどり着く。だから,多くの場合,いくら年をとっても,その経験においては経験不足なのである(ラ・ロシュフーコー)」(『人類知抄 百家言』,中村雄二郎朝日新聞社

 

 

○私たちは,自分は未熟である,自分は無知であるという自覚があればこそ,謙虚に努力し,謙虚に学び続けることができるのではないでしょうか。そして,謙虚に努力し,謙虚に学び続ければこそ,自分を人間的に成長(成熟)・向上させ続けることができるのではないでしょうか。初心を忘れて慢心し,自分は未熟である,自分は無知であるという自覚を失ってしまえば,そこで人間的な成長・向上は止まってしまい,独善に陥るとともに,あとは人間的に退歩・退行し,堕落する一方になってしまいます。自分を人間的に成長・向上させ続けることによって自分の可能性を十分に花開かせたい,多少なりとも他者や社会の役に立てるようになりたいと望むのであれば,たとえどれだけ年齢を重ねたとしても,たとえどれだけ人生経験を積んだとしても,たとえどれだけ大きな社会的(世俗的)成功を収めたとしても,決して慢心しない(決して初心を忘れない)ということが何よりも重要なのではないでしょうか。そもそも,進歩・発展や変化の激しい現代社会にあっては,まさに「習うは一生」であり,常に初心であらざるを得ず,慢心している暇などないとは思いますが。(11)(12)関連