実り多い幸せな人生を送るために

真に人間らしく実り多い,生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送るために

 自戒の念を込め,どのようにすれば真に人間らしく(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を送れるのかということについて,あるいは,実り多い幸せな人生を送ることは誰にでも可能であるということについて,様々な名言などをヒントにしつつ(それらに含まれている人生の真理を私なりに理解しつつ),できる限り分かりやすく筋道立てて説明していきたいと思います。皆様が実り多い幸せな人生を送る上において,多少なりともお役に立てれば幸いです。               皆様の人生が,実り多い幸せなものでありますように!

【実り多い幸せな人生に関する名言等 1210】

「真理というものはどこであろうといつであろうとそこいら中に存在し,誰もが真理に囲まれている。」,「森羅万象はなにものも隠してはいない。真理はいたるところに満ち,なにも隠されていない。」,「真理は地上に降りそそぐ月光のようなもので,なにも隠されていない」(『道元禅師』,立松和平,新潮社)

 

 

○賢者と呼ばれる人たちの言っていることが古今東西ほぼ同じであることからも分かるように,人生の真理というものは,すでに言い尽くされているのではないでしょうか。また,人生の真理というものは,何一つ隠されることなく,諺(ことわざ)や格言や名言といった単純明快(簡単明瞭)な形で,いつでも私たちの目の前に開示されているのではないでしょうか。しかし,何一つ隠されることなく,いつでも私たちの目の前に開示されているにもかかわらず,私たちは,心の目の曇りゆえに,人生の真理になかなか辿(たど)り着くことができません。「目から鱗(うろこ)が落ちる」ように私たちが人生の真理に目覚めるのは,多くの場合,失敗や過ちを何度も繰り返し,様々な困難や苦労を乗り越えた後です。人生は短いのですから,真に人間らしく実り多い(自分にとってのみならず他者や社会にとっても有益な),生きる喜びや希望に満ちた幸せな人生を大いに楽しみ,味わい尽くすためにも,余り遠回りすることなく,人生のできる限り早い時期に,真理を真理であると見抜き,見分けれらるだけの眼力(見識)を,学問など(自分の経験から学ぶことや読書も含め。)を通じてしっかり身に付けたいものです。(後書き)関連