「たとえ生涯でささげた唯一の祈りが「ありがとう」と言うことだけだったとしても,それで十分である。(マイスター・エックハルト)」(『感謝の習慣』,スコット・アラン,弓場隆訳,ディスカヴァー・トゥエンティワン)
○自分が持っていないものを欲しがり(無い物ねだりをし),それらのものを自分が持っていないことに不平不満を募らせるのではなく,自分が持っているものの豊かさに深く思いを致し,それらのものを自分が持っていることに心から感謝できるようになること。これこそが,幸せな人生を送るための秘訣と言えるのではないでしょうか。欲張り続ける限り,たとえどれだけ多くのものを手に入れたとしても,私たちの心が満ち足りるということはありません。自分が持っているものの豊かさに気づくこともできず,心は貧しいままです。他方,欲張ることさえやめれば,私たちは,たとえ必要最小限のものしか持っていなかったとしても,自分の人生に満足することが可能になります。自分が持っているものの豊かさに気づくこともでき,心は豊かになります。常に満ち足りた気持ちで心豊かに幸せな人生を送れるようになるためにも,必要以上に欲張ることはやめ,自分が持っているものだけで満足できるようになりたいものです(自分が持っているものの豊かさに深く思いを致し,心から感謝できるようになりたいものです。)。(2)(4)(6)(20)(21)関連